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★【英語開国(3)】阪大も京大も講義は「日本語から英語へ」の時代に突入…“英語化”既に死活問題、躊躇の時代は終わった
2014.3.22 18:00
大阪大学の吹田キャンパス。人間科学部の山本ベバリーアン教授は、英語でジェンダー論の講義を行う。
「西洋諸国に比べ日本では特異なほど専業主婦の人気が高い。なぜか。グループで話してください」
昨年12月。出席した20人あまりの学生の国籍は米国、フランス、中国、タイ、日本など10を超える。
数人ずつがグループになって意見を出し合った。
「日本は専業主婦の社会的地位が高いんだと思う」「雑誌で描かれる主婦のイメージもいいよね」
それぞれの母語なまりが入った英語が飛び交うが、意思疎通はスムーズだ。
すべてを英語で行う秋田市の公立単科大、国際教養大学の先駆的な取り組みは知られているが、伝統ある
総合大学でも英語講義の導入が進んでいる。文部科学省は東京大、慶応大、同志社大など全国13大学を
国際化拠点校として援助。とくに力を入れるのが英語だけで学位取得できるコースの充実だ。
平成21年から大学院で123コース、学部でも33コースが開設された。
阪大人間科学部が23年に設けたプログラムも学部コースのひとつ。入学に際して日本語能力は問わない。
オランダ出身のボニー・ボエトさん(20)は「将来はユニセフのような国際機関で働きたいので英語が必要。
日本についても勉強したいが、ここだと幅広い視野を得られると考えて選んだ」と話した。 (以下略)
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