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>>1より
島根県でも、同様の調査結果が出た。2014年3月の「ひきこもり等に関する実態調査報告書」によると、
アンケートで把握できた該当者は1040人で、最も多い世代は40歳代だったという。さらに、40歳以上の比率は53%と
「高齢化」は山形よりも顕著になっていた。県の健康福祉総務課に聞くと、「ある程度の割合は予想していたが、
39歳以下の世代より多いというのは予想しなかった」と驚いた様子だ。調査を担当した民生委員が該当者本人に
たずねた「ひきこもりに至った経緯」は、「分からない」を除いて最も多かったのが「疾病、本人の性格」で、
「失業」がこれに次ぐという。
◆若いうちにひきこもって年齢を重ね、40代になった人も?
調査では、10年以上のひきこもりが34%に達する点にも触れている。島根県健康福祉総務課の担当者は取材に対し、
「年代別にみると、最も多いのはまたも40代です。質問項目が『10年以上』となっているため、実際は20年、
それ以上に渡ってひきこもっているケースがあるかもしれません」と話す。若い年齢のときからひきこもり、
長期化するうちに年を重ねて40代となっている人が増えている可能性もあるだろう。
山形や島根のように、県民対象の大がかりなひきこもり調査はまだ珍しい。だが自治体によっては、徐々に
ひきこもりの高齢化を指摘するところも出てきた。例えば宮城県精神保健福祉センターは、ひきこもり支援の
実態調査を2013年5月に実施している。その報告書の中で、福祉事務所などが市民から受けるひきこもり相談について
「当事者の年齢は10代・20代が多いが、40代以上の相談もみられるようになった」との記述があった。(以下略)