14/03/22 14:10:11.70 DBVPdLJE0
・サルでも分かるSTAP騒動の概要
出発点は「実験ミス」だと思う(そう信じたい)
動物の体って、もともとは1つの受精卵が分裂・増殖を繰り返してできたものなんだよねつまり、受精卵の時点では、どんな細胞にでもなれる多能性を持っている
ところが、いったん皮膚や脾臓に分化された細胞は、その役割が記憶されて、
増殖しても、皮膚の細胞は皮膚にしか、脾臓の細胞は脾臓にしかなれなくなる
こういう役割が決まった細胞を「体細胞」と言う
STAP細胞が常識を覆すと言われていたのは
「体細胞」から役割の記憶を消し去った(初期化=リプログラミングした)
細胞を分裂させることに成功した、ということにある
しかも、それをオレンジジュース程度の弱い酸性の刺激を与えることによってできる
という論だったから、画期的だと言われていたんだけど
それを立証するためには、クリアしなければならない重要なポイントがあった
「その細胞が、本当に体細胞から分裂したものなのか」
というのも、組織の中には、まだ分化して「体細胞」になっていない
「幹細胞」というものがあって、それを取り出してしまったら
初期化=リプログラミングもへったくれもないので
酸性浴後に取り出したのは「元からあった幹細胞ではない」ということを証明する必要があったところが、その証明はおそらくできなかった
理研が先日発表した「TCR再構成は起こっていなかった」というのも
簡単に言えば「体細胞から分裂したのではなく、元からあった細胞でした」という意味
要するに、STAP細胞なんてものは存在しなかった
普通の研究者だったら「ああ、実験ミスか」と思ってやり直すところなんだけど
ここからが小保方さんのすごいところで
「STAP細胞(体細胞から役割の記憶を消し去った多能性細胞)ができた!」
と信じ込んで、証拠の方を捏造した
他にもいろいろ辻褄を合わせなければならなくなって
画像の加工、自分が博士論文で使った画像の流用、他の論文からの盗用などなど
あらゆるインチキを重ねて、自分が信じた「結果(おそらくは実験ミスによる)」を世界にも信じさせようとした