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★【社説】日米韓会談―好機を無駄にするな
一衣帯水の日本と韓国の首脳のことばが響き合うのは、実に久しぶりのことだった。
「安倍内閣で河野談話を見直すことは考えていない」
「幸いなことだと思う」
先週の参院予算委で、安倍首相が慰安婦問題をめぐる河野談話の見直しを明確に否定し、朴槿恵(パククネ)大統領がこれを評価した。
そして来週、オランダのハーグで開かれる核保安サミットで、日米韓の首脳会談が開かれる方向となった。
安倍首相と朴大統領が話し合いのテーブルにつくのは初めてである。日韓関係の修復になんとしてもつなげるべきだ。
首相は予算委で、「戦後50周年には村山談話、60周年には小泉談話が出された。
安倍内閣としては、歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいる」とも語った。
ふたつの談話は「植民地支配と侵略によって、アジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えた」との立場を明確にし、
近隣諸国との新たな関係づくりに向けた日本の決意を示した。
河野談話とともに、日本の対アジア外交の基盤となってきたものであり、見直すべきでないのは当然だ。
歴史問題がくすぶるなか、おととしの李明博(イミョンバク)前大統領の竹島上陸でつまずいた日韓関係は、両国の政権が代わっていっそうこじれてしまった。
安倍首相らの歴史認識をめぐる発言や靖国神社参拝。かたやオバマ米大統領らに日本の非を訴えるばかりで、対話に応じようとしない朴大統領の姿勢。(>>2-3へ続く)
朝日新聞デジタル 2014年3月21日(金)付
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