23/12/12 04:10:12.85
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URLリンク(pbs.twimg.com) 岡崎琢磨さん
(前略)
◆世のルッキズム批判に小説家として思うこと
―ところで、世の中的にルッキズム批判が高まっていくことで、
小説家として表現が制限されるような窮屈さを感じることはありますか?
【岡崎】それはありますね。僕はデビューからずっと一貫して作品至上主義なので、
たとえば一部のハリウッド映画のように、世相を鑑みてわざわざ配役にいろんな人種を
混ぜたりするようなことが、作品的には必ずしもいいことだとは思っていないんです。
もちろん、世の中がより良くなるためには、そういう考え方が大切なのは理解
していますが、小説家として重視すべきは作品としての必要性です。ルッキズム
にしても、作品性を度外視して過剰な配慮を持ち込むのは、違うと思います。
(中略)
―では、今後新たに向き合いたいテーマは?
【岡崎】ルッキズムとも密接に関わるテーマとして、インセル(※本人が望まずに異性との交際のない人)
についてはいつか書いてみたいですね。アメリカでは最近、恋愛弱者と呼ばれる人たちの存在が社会問題
になっているそうですし、日本でも恋愛に人生を左右されない"無敵の人"と揶揄されるのをよく見かけます。
さらには一時期、インセルに相当する男性に対して「女をあてがえ」という
論調がネット上で話題になりました。それに対して不謹慎だと怒って批判する
のは当然ですが、重要なのは代わりの解決案を提示することだと思うんです。
ただ揶揄して終わりでは、世の中は何も変わりませんから、そこで
自分なりの答えやアイデアを、物語の形で表現できれば理想的ですね。
(中略)
【岡崎琢磨(おかざき・たくま)】
1986年、福岡県生まれ。京都大学法学部卒。
2012年、第10回『このミステリーがすごい!』大賞の最終選考に残った
『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』でデビュー。
13年、同作で第1回京都本大賞受賞、人気シリーズとなる。
その他の著書に『下北沢インディーズ ライブハウスの名探偵』『夏を取り戻す』
『貴方のために綴る18の物語』『Butterfly World 最後の六日間』など多数。
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