23/11/26 23:58:25.75
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
(前略)
フリーライターの山岸武さん(仮名、50代、兵庫県西宮市)は幼い頃、母によく言われた。
「あんたは受け顎やからな。このままやったらブサイクになってしまうよ」
(中略)
母はいつも「あの人みたいになってしまうよ」と、
ある芸能人を引き合いに出した。テレビにその芸能人が映ると
「ぶっさいくな顎してるな」と嘲笑した。隣にいた祖母も一緒に笑っていた。
(中略)
明確に意識させられたのは、中学2年のときだった。
(中略)
横から視線を感じた。目をやると、同じ班の女子2人が、ちらちらと見ている。
かと思うと2人で向き合い、くすくす笑った。視線の先は、顎だった。
(中略)
続けて2人は大げさに下顎を突き出し、顔をゆがめるようにして、もぐもぐと口元をうごかした。
そして、ぎりぎり聞こえるくらいの声で「ゴリラの食べ方や」とささやき合った。
(中略)
子どもの頃からの癖がある。一人になると、かみ合わせが「普通」になるように
ぐっと下顎を引く。夜寝るときは、いつもうつぶせ。枕に顎を押し付けて体重をかけた。
そして30代の中頃、異変が生じた。口を開けたとき、パキっと鳴った。閉じようとすると激痛が走った。
顎関節症と診断された。顎に負担をかけてきた積み重ねが原因だった。
(中略)
今回、取材に応じたけれど、コンプレックスを「どう乗り越えた?」
とか「受け入れた?」とか質問されても、正直困る。メディアで取り上げ
られるのは、そんな「立ち直り」のストーリーばかりな気がする。
「受け入れられた人は勝者で、まるで乗り越えられない自分は敗者のように
思えてしまって。どちらの立場も尊重される社会であってほしいのですが…」
(中略)
◇◇◇◇◇◇
神戸新聞のシリーズ「すがたかたち ルッキズムを考える」では、
容姿を巡る体験談やルッキズムに対する考えを紹介しています。
私たちはなぜ、人の容姿にあれこれと口を出してしまうのか。なぜ、見た目がこんな
にも気になるのか。どうすれば傷つけてしまう前に立ち止まることができるのか-。
そんな問いについて考えながら、見た目にコンプレックス
を抱く「当事者」らにお話をうかがいました。
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