15/11/10 22:31:01.81
■Ｇ２０首脳会議のテーマは「世界経済」 日本・トルコの“絆”で光を
１１月２日にトルコ国会（定数５５０）の出直し総選挙が実施され、
与党・公正発展党（ＡＫＰ）が圧勝、過半数を制した。
６月の前回選挙で過半数割れに追い込まれたＡＫＰだが、
エルドアン大統領が強権を発動し、急きょ国会を解散・総選挙が厳戒態勢の下で行われたのだ。
総選挙前、ＡＫＰは苦戦が伝えられていたが、エルドアン氏の強硬策が奏功したことになる。
そのトルコの地中海に面した観光都市アンタルヤで
１１月１５、１６日、主要２０カ国・地域（Ｇ２０）首脳会議が開催される。
さて、Ｇ２０首脳会議のテーマである。一にかかって低迷する世界経済に尽きる。
想像以上の経済減速と株価暴落で世界経済を揺さぶり続けた中国ショックは、
５中全会を通じて底を打ったかに見える。
独フォルクスワーゲン（ＶＷ）の排ガス不正問題に端を発した欧州経済の失速も、
先にドラギ欧州中央銀行（ＥＣＢ）総裁が１２月初旬の追加金融緩和を示唆したことで、
それなりに光明が見えたと言っていい。
一方、米国経済は、イエレン米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長の
９月利上げ見送りの背景にあるドル高・輸出低迷不調＝景気減速状態にある。
原油安の影響をモロに受けたロシア、対中輸出依存が高いオーストラリア、
そして東南アジアなど新興国の経済もまた極めて悪い。
要は、世界経済の先行きは不透明ということだ。
(>>2へ続く)
ソース：URLﾘﾝｸ(www.zakzak.co.jp)