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■TPP大筋合意…交渉5年半、巨大経済圏誕生へ
環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に参加する12か国は5日朝(日本時間5日夜)、
共同記者会見を開き、交渉が大筋合意に達したとする声明を発表した。
2010年3月に始まったTPP交渉は5年半を経て終結し、
世界の国内総生産(GDP)の約4割を占める巨大な経済圏が誕生することになった。
記者会見に先立ち、甘利TPP相は記者団に
「TPPは21世紀型のルール、貿易のあり方を示す大きな基本になる。
この基本は世界のスタンダードになっていく」と意義を強調した
。議長役のフロマン・米通商代表部(USTR)代表は記者会見で、
「成功裏に妥結したと発表できることをうれしく思う」と述べた。
TPPは安倍首相の経済政策「アベノミクス」の柱の一つ。
発効すると、域内でのモノや人材、サービスのやりとりが盛んになり、
経済が大きく活性化することが期待できる。
日本は少子高齢化で国内市場が縮小に向かう中、
米国や新興国の需要を取り込み、新たな成長のよりどころとする。
ソース:URLリンク(www.yomiuri.co.jp)