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■米無人攻撃機、シリアでの空爆に初参加 トルコ軍基地から初出撃
米軍は6日までに、トルコ南部インジルリク空軍基地から初めて出撃した無人攻撃機により、
イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」のシリア北部の拠点を空爆した。
有人の戦闘機を加え、近く有志連合による大規模な空爆を実施する方針だ。
トルコの基地を拠点とした米軍の空爆は、シリアのアサド政権と、
その後ろ盾であるロシアなどを刺激しており、シリア情勢は複雑さを増している。
空爆は5日、米国防総省のデービス報道部長が明らかにしたもので、4日に実施された。
トルコ政府は7月、インジルリク基地など2カ所を米軍が使用することに合意しており、
これに基づく初の空爆となった。同基地で米軍は、戦闘機の出撃準備も進めている。
オバマ政権はアサド政権の退陣を目指しながらもイスラム国掃討を最優先し、
シリア内戦に関与することによる「2正面」を避けることを基本にしている。
これを維持しつつ、トルコの基地を拠点に空爆に踏み切った背景には(
1)より迅速、効果的な空爆が可能になる
(2)イスラム国、アサド政権と敵対関係にあるシリア国内の反体制派を擁護する
-などの狙いがある。
オバマ政権が支援する反体制派には、トルコの非合法武装組織「クルド労働者党」(PKK)の関連組織である
「人民防衛部隊」(YPG)などが含まれている。
トルコはシリアとイラクで、PKKの拠点も空爆しており、オバマ政権は空爆がYPGなどに拡大されることを懸念している。
また、シリアとイラクは、PKKへの空爆に強く反発しており、
オバマ政権は混乱を回避するため、トルコ側に「自制」を促している。
こうした中、ロシアも「外国への干渉」(ラブロフ外相)と牽制している。
ソース:URLリンク(www.sankei.com)