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■民主は対案より追及、維新両にらみ…安保法案
審議の場が参院に移った安全保障関連法案を巡り、
民主党は安倍内閣との対決姿勢をさらに強める構えだ。
世論調査で内閣支持率が不支持率を下回ってきたこともあり、
政権追及を優先する方が得策との判断が働いている。
安保関連法案への対案を出した衆院審議後、支持率が低迷する維新の党は、方針を決めかねている。
「内閣の不支持が支持を上回った。国民が安保関連法案に対し、さらに声を上げるような審議を行っていく」
岡田代表は27日朝、連合との懇談会で参院審議に臨む決意を示した。
同日午後の参院本会議では、質問に立った北沢俊美元防衛相が
「この法案は憲法違反だ。国民が求めているのは対案ではなく、廃案だ」と述べ、
法案の廃案を目指す考えを強調した。
参院審議を控えた党内には、細野政調会長らを中心に、
対案をまとめて政権担当能力を示す「責任野党」路線を求める声もあったが、
「対案を示しても政府案に反映される可能性が低い」などとする声に押されつつある。
枝野幹事長は27日、記者団に
「安保法案への中途半端な取り組みを行えば、国民の批判が我々に向かってきかねない」と強調した。
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