15/07/14 23:03:58.34
■「憲法違反」の声に左右されるな 大事なのは政治・外交の英知
安全保障関連法案の是非について、突然、流れが変わったのは、衆院憲法審査会の参考人招致に、
自民党推薦で出席した早稲田大学の長谷部恭男教授が、
集団的自衛権の行使容認を含む同法案を「違憲」と表明した一件からだ。
「専門家がみんな反対しているのか」と、国民は衝撃を受けた。
しかし、冷静に考えれば、憲法に限らず「そのテーマを扱う学界の大勢に政治や行政は従うべきだ」
というコンセンサスは世の中に存在しない。実におかしいことだ。
例えば、日本の経済学界では長らくマルクス経済学が優勢だった。
しかし、「彼らに意見に従った経済政策を採るべきだ」などという議論はなかった。
そんなことをしたら、日本経済の破滅だった。
原発政策は、原子力学者(=いわゆる『原子力ムラ』の学者)の常識に沿えばいいのか?
そんなことは、反原発派が納得するはずがない。
そもそも、専門家は自分たちの役割が大きくなるような見解を取ることが普通だ。
外科医は「手術しろ」といい、内科医は「薬で対処しろ」という。
歴史でも文献学者は史書を信用し、考古学者は遺物から組み立てたがる。
憲法学者が何でも憲法違反にしたがるのは職業的利益を得るためとも思える。
(>>2へ続く)
ソース:URLリンク(www.zakzak.co.jp)