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★<大阪都構想否決>維新、存続の危機
大阪市の橋下徹市長(維新の党最高顧問)が推進した「大阪都構想」が否決されたことで、
維新は存続の危機に直面することになった。
維新の協力に期待していた安倍晋三首相の憲法改正論議にも影響を及ぼす可能性がある。
一方、史上初の政令市解体を狙った都構想は、日本の大都市制度のあり方に一石を投じた。【福岡静哉、松井聡、小山由宇】
◇自民、改憲へ思惑外れ
「橋下氏は本当に引退するだろう。党の一大事だ」。維新の党の参院議員は、危機感をあらわにする。
橋下氏が地域政党・大阪維新の会や日本維新の会(当時)を結成したのは、都構想の実現が目的だった。
行政の無駄削減や統治機構改革といった同党が掲げる政策の集大成が、「役所を一から作り直す」(橋下氏)都構想だ。
住民投票の結果は、党の存在意義を否定されたのに等しい。
橋下氏は選挙の強さが求心力の源泉だったが、本拠地で敗れた打撃は大きい。
「何と言われようが大阪維新は橋下商店」(大阪の衆院議員)のため、一枚看板を失えば一気に求心力を失う懸念がある。
12月の市長任期満了に伴い橋下氏が引退する場合、
複数の地方議員は「橋下氏がいるから議員になった。自分も議員辞職する」と漏らす。
一方、躍進した2011年統一地方選前に自民を離党して移った議員も多いだけに、
橋下氏の側近議員は「自民に戻る議員も出てくるだろう」と話す。
11月任期満了の知事選と合わせて、知事・市長とも非大阪維新系へ「政権交代」する可能性が現実味を増す。
影響は大阪だけでなく国政にも及ぶ。維新は住民投票で勝利して橋下氏が党代表に返り咲き、
来夏の参院選の弾みとする考えだった。党内に橋下氏出馬への期待論が大きく、
17日夜に江田憲司代表と松野頼久幹事長が引退を慰留したが、橋下氏は応じなかったという。
松野氏は記者団に「政治家の出処進退の言葉は重い」と語った。
「参院選は戦いようがない」(党中堅議員)と悲観的な見方も出ている。
自民、民主、旧みんな、生活の党など各党出身者が寄り合うため、分裂含みとなる恐れもある。(続く)
毎日新聞 URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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