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畑で栽培した野菜を食べた男性が中毒を起こし、死亡した。男性が食べたのは、ある山菜にそっくりな
猛毒の植物だった。
ジューシーな厚切りの豚肉をこんがり焼いた韓国料理の定番、サムギョプサル。
「とん豚テジ 目黒店」で、肉に巻いて食べるのが「ギョウジャニンニク」。
店の人は「ニンニクと違い、次の日までは臭いが残らない。美肌や消化にも良いとされている」
と話した。
ギョウジャニンニクにそっくりな植物を食べて、死亡した事故が起きた。
静岡県の70代の男性が、9月4日、ギョウジャニンニクと間違えて、有毒な植物「イヌサフラン」
を煮物にして食べたところ、嘔吐(おうと)や下痢の症状を起こし、9日に死亡した。
この男性は、畑でイヌサフランをギョウジャニンニクと思い込んで栽培していたという。
御殿場健康福祉センター・渡辺重行衛生薬務課長は「玄人でも、ギョウジャニンニクとイヌサフランを
間違えやすいことは、はっきりしていますので、素人にはわからないというのが現実」と話した。
毒を含み、誤って食べると、最悪の場合、死に至ることもあるイヌサフラン。
淡い紫色の花をつけ、観賞用としても市販されている。
一方、食用のギョウジャニンニクは、白い小さな花。
花が咲けば、その違いがわかる。
しかし、花が咲く前の春ごろでは、ともに葉は濃い緑色となり、形もそっくりなのがわかる。
街の人は、「全然わからないですね。区別つかない」、「間違えて食べちゃったら怖いですね」
などと話した。
有毒なイヌサフランによる食中毒は、2013年までの10年間に、全国で7件発生し、2007年には、
新潟県で50代の男性が死亡している。
東京都薬用植物園・阿部朋弘主任研究員は「(ギョウジャニンニクは)ニンニクと似た強い臭いがあり、
かぎわけるのが一番。葉っぱをちょっと破って、指に臭いをこすりつけて判別する」と話した。
また専門家は、イヌサフランの球根は、タマネギと間違いやすく、山などで見つけたとしても、
注意が必要と指摘している。
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