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★露呈した安倍氏と石破氏のミゾ
安倍晋三首相の言葉が、永田町に波紋を広げた。
8月26日午前、自民党本部で開かれた役員会。
首相は「(第2次安倍内閣の発足から)1年8か月、さまざまな成果を出してもらったが、まだ道半ばだ。
安全保障、地方創生、日本を取り戻す闘いの第2章が始まるので、人心を一新したい」と述べ、
公の場で初めて、9月3日に人事を行うと明言した。
石破茂幹事長ら出席者たちが驚いたのは、「党役員人事は9月2日、翌3日に内閣改造」という日程が、
党内のそれまでの「定説」だったからだ。
役員会後の記者会見で、石破氏は「首相から(役員人事や内閣改造は)3日というお話がありましたが、また変わるかも知れない。
来週ということで受け取った方がよろしいかと…」と歯切れが悪く、戸惑いを隠せなかった。
人事の日程は、多くの国会議員にとって最大の関心事。
党内では、「安倍氏の言い間違いじゃないのか」と疑う声や、「至急、日程を確認するべきだ」との声が交錯した。
だが、石破氏は、安倍氏に日程を確認することもなく、結局、別の党幹部が
官邸に問い合わせ、ようやく「3日の党役員人事・内閣改造」の日程が確認された。
今回の人事で安倍氏は、新設する安全保障法制担当相への石破氏の起用を検討していたが、
石破氏は打診を受ける前からこれを固辞し、幹事長続投を希望する考えを公言。
安倍氏は不快感を示し、両氏の間の「すきま風」がささやかれていた。
こうした中、石破氏が3日の人事日程を安倍氏から知らされていなかったこと、さらに、
その日程を安倍氏に直接、確認できなかったことで、両氏が意思疎通できていない実態が図らずも露呈された。
2人は8月29日に一対一で約1時間20分も会談。
石破氏は会談後、満面の笑みを浮かべながら「(首相との間に)亀裂が走ったということは一切ない」と語り、
安倍氏から入閣要請があれば、受け入れる考えを示した。両氏の関係は修復したのか、確執は深刻なのか。
その答えは9月3日に明らかになる。(直)
2014年8月31日15時0分 スポーツ報知 URLリンク(www.hochi.co.jp)