14/08/31 15:55:23.21
【8月27日 AFP】安倍晋三(Shinzo Abe)首相が、4月に和歌山県で行われた第2次世界大戦
(World War II)のA級、BC級戦犯の法要に哀悼の意を伝える書面を送っていたことを27日、
法要の主催団体が明らかにした。
安倍首相が書面を送ったのは、和歌山県の高野山奥の院にある「昭和殉難者法務死追悼碑」
での法要。元将校らが主催して4月29日に行われ、約220人が参列した。碑は第2次世界大戦の
戦犯とされた約1180人を追悼しており、靖国神社(Yasukuni Shrine)に合祀(ごうし)
されているA級戦犯14人も含まれている。
朝日新聞(Asahi Shimbun)の報道や参列者2人の話によると、安倍首相は書面で
「今日の日本の平和と繁栄のため、自らの魂を賭して祖国の礎となられた昭和殉難者のみ
霊に謹んで哀悼の誠をささげる」と述べている。
この法要は、戦犯としてフィリピンで拘束されながら後に無罪となった故・築野政次
(Masaji Tsuno)氏の呼び掛けで1994年に建立されて以降、毎年行われている。
菅義偉(Yoshihide Suga)官房長官は27日の会見で「自民党総裁ということで、
総理大臣ではなく、私人としてのメッセージだと思っている」と述べ、政府としての
コメントを差し控えた。また菅官房長官は、東京裁判(極東国際軍事裁判)の結果については、
1951年の「サンフランシスコ平和条約において(わが国は)裁判を受諾している」と付け加えた。
(c)AFP
URLリンク(www.afpbb.com)