14/08/22 13:29:42.11
★安倍首相、豪雨災害発生後もゴルフ
安倍晋三首相 39人の死亡を含む多数の犠牲者を生んだ広島市の集中豪雨災害で、
8月19、20日にかけての集中豪雨のさなか、安倍晋三首相は山梨県で2日連続のゴルフを楽しんでいた。
安倍首相は20日、災害発生が報じられた後、プレーを開始しており、
民主党など野党は「首相は日ごろから『国民の命を守る』と言っているが、
行動が伴わない言葉は無意味だ」(民主・海江田万里代表)と、首相の危機管理の対応を批判している。
20日午前7時半ごろには、土砂災害による行方不明者の発生が報じられていた。
安倍首相は、午前8時過ぎには、森喜朗元首相らとゴルフのプレーを開始。
約1時間プレーした後、ゴルフを中止し、首相官邸に戻ったのは、災害への関係省庁対策会議の約1時間後午前10時59分だった。
同日は午前3時半ごろ、広島市安住北区で記録的短時間大雨情報が出され、官邸では危機管理センターに情報連絡室を設置。
広島県は、午前6時半に自衛隊の災害派遣を要請していた。
海江田代表は、「現状が大変緊迫した深刻な事態であるということは分かっていたはずだ。
しっかり国民の命を守る行動をとっていただきたい」と、首相の対応を批判。
日本維新の会の片山虎之助国会議員団政策調査会長は「トップとしての責任を負ったのかどうか、追及する」として、
政府対応の審議へ、衆参両院で災害対策特別委員会を開くよう求める考えを示した。
記者は、雲仙普賢岳災害や鹿児島豪雨災害など数多くの災害現場を取材してきたが、
災害時に行政トップが「必要な指示を出した」として遊んでいたのを聞くのは初めてだ。
首相のゴルフは、この夏休みで4回目だという。
国民がどのような緊迫した事態に直面しても、指示を出した後はゴルフ三昧とは、
いくら「ゴルフが総理の栄養源」といっても、時と場合がある。
現場で、雨のなか泥まみれになりながら必死の救出作業にあたる地元関係者、自衛隊員はいったいどう感じるだろうか。
災害時のトップの姿勢はどうあるべきなのか。雲仙普賢岳災害では、火砕流で焼失した
深江町の小学校校長は「校舎に仮設があっても、教育には仮設はない」と語った。
島原市長は、住民が長期間に渡って体育館など不自由な避難生活を強いられている間、
髭をそらずに寝食を忘れるほどの覚悟で対応していた。
安倍首相は午前6時半に関係省庁に指示を出しており、その時点で官邸に戻る決断ができて当然だった。
官邸に戻らず、あえてゴルフを優先したのは明白だ。安倍首相の「国民の命を守る」は、ゴルフを楽しむ時間よりもはるかに軽いものに過ぎなかった。
前例があるとすれば、水産高校の実習船「えひめ丸」と米原子力潜水艦の衝突事故の際にゴルフを続けていた首相がいたことくらいだろう。
その首相とは、安倍首相が今回一緒にゴルフをプレーしていた森元首相である。
福島原発事故では、東電最高幹部らが本社に戻ることができず、危機管理体制の問題が浮き彫りになったが、
安倍首相の場合、問われるのは危機管理の「体制」ではなく、トップとしての「資質」だ。
NetIB-NEWS URLリンク(www.data-max.co.jp)