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［香港 ６日 ロイター BREAKINGVIEWS］ - 中国の小米科技（シャオミ）は韓国の巨人サムスン電子
(005930.KS: 株価, 企業情報, レポート)を抜き、中国のスマートフォン販売市場で首位に立った。
クアラルンプールやバンガロールでも同様の成功を収められるだろうか。
設立から４年の小米の急成長は、携帯市場で創造的破壊が進行中である証だ。低コストの携帯端末と
ソフトウエアを販売する小米方式は、どこであろうとライバルにとって圧力となり得る。
調査会社カナリスによると、小米の第２・四半期の中国でのスマホ出荷台数は約１５００万台で、
前年同期から３倍以上に増えた。スマホ市場全体は成長が鈍っているのだから、他のメーカーは
そのあおりを受けた。サムスン電子と中興通訊（ＺＴＥ）000063.SZ の出荷台数は前年同期でそれぞれ
１５％、３２％落ち込んだとみられる。
非上場の小米が公開している財務状況は限られる。上半期の売上高は約５３億ドルに急増したが、
グループ全体が黒字かどうかは不明だ。
最大の売れ筋は「紅米（Hongmi）」で、過去３年間に同社が販売したスマホ５７００台の約３分の１を占めた。
紅米の現在の販売価格は６９９元（１１３ドル）。関係筋によると、小米の携帯事業の利幅は薄い。
恐らくは、ゲームなどに代表される基本ソフト（ＯＳ）「アンドロイド」のカスタマイズサービスの
売り上げに頼って利益を稼いでいるのだろう。
これまでのところ小米の成功は本国である中国市場に限られている。マレーシアやインドでもスマホの
販売を開始したとはいえ、第２・四半期の出荷の９７％が中国向けだった。
しかし他の企業が小米流を学びつつある。例えばインドではサムスン電子の地位が地元新興企業の
マイクロマックスによって脅かされている。
安価で独創的な小米のモデルが最終的に成功を収めると、スマホ産業は競争が激しくなり、
事業としてのうまみは減るばかりだろう。
URLﾘﾝｸ(jp.reuters.com)
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