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★【九州から原発が消えてよいのか?】第8部 不安煽る反原発団体の無責任 「美味しんぼ」騒動、新聞記者も「鼻血出た」
2014.7.28 20:59
5月16日、西日本新聞朝刊の南九州ワイド面の記者コラム「南風」に、鹿児島総局記者、湯之前八州の署名記事が載った。
「漫画『美味しんぼ』を読んだ。登場人物が(東京電力福島第1)原発を訪問後に鼻血を出し、原因として放射線
被ばくの影響を示唆するストーリーだ。(中略)『事故で鼻血が出ることはない』との政府の反論については、
自分の経験から完全には信用することはできないとも感じる」
「1999年9月30日、茨城県東海村の核燃料加工会社で臨界事故が起きた。同県内の新聞社の記者だった私は、
(中略)発生当初から取材した。同10月2日夜、現場の半径350メートル圏に出た避難勧告が解除され、
避難所から帰る住民を取材しようと圏内の民家を訪ねた際に突然、鼻血が出た。(中略)他の新聞社の記者も
鼻血が出たと聞き、放射線の影響を疑い県に聞いた。『鼻血が出るほど被ばくする事態はあり得ない』。
安心する一方で、違和感も残った」
この記事が掲載されたころ、小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」(4月28日発売)の漫画
「美味しんぼ」が日本中で論議を呼んでいた。
原発見学後に主人公が鼻血を出し、実名で登場した福島県双葉町の前町長、井戸川克隆が「私も鼻血が出ます」
と語る描写に、「風評被害を生み出すものだ」と批判が高まった。
美味しんぼ原作者の雁屋哲がブログで「福島を2年かけて取材し、しっかりすくい取った真実をありのままに
書くことが、どうして批判されなければならないのか分からない」と主張すれば、双葉町は5月7日、
小学館に対し「原因不明の鼻血などの症状を訴える町民が大勢いるという事実はない。町民だけでなく、
福島県民への差別を助長させる」などとする抗議文を出した。
「南風」の記事は、茨城県東海村の核燃料加工会社JCOで起きた臨界事故の取材を振り返ったものだ。
この記事について、湯之前は産経新聞の取材に対し「さまざまな反響はありました。ただ、記事にすることで
どんな影響が出るかを考えた上で執筆し、上司とも相談して手直しを受けて掲載しました」と述べた。
× × ×
医学的にいえば、JCO事故の取材活動や、現在の福島県で被曝(ひばく)する放射線によって、鼻血が出ることはあり得ない。
放射線被曝による出血は、次のようなメカニズムで発生する。
放射線によって血液を作る骨髄の機能が低下する。血を固める血小板が激減し、鼻に限らず腸管や歯茎など
出血しやすい部位から、しみ出すように持続的に出血する。
美味しんぼの表現のように、鼻血だけが突然流れ出ることはない。
放射線の身体への影響は、実効線量(単位・シーベルト)で表す。そして、全身から出血するような急性障害は、
1シーベルトつまり1千ミリシーベルトを超える放射線被曝が引き起こす。
これ以下の被曝が引き起こす影響は極めて軽微だ。 >>2へ続く
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