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★“危険な中国産食品”専門家が教える防御法 大手外資系の安全神話「崩壊」
2014.07.26
日本マクドナルドなどと取引のあった中国・上海の食品会社で使用期限切れの鶏肉が使われていた問題は、
中国産食品の危険性を改めて浮き彫りにした。床に落ちた鶏肉を平然と使い、カビが生え、腐った牛肉を
材料に混ぜる生産現場の実態に日本はおろか世界が衝撃を受けた。再び顕在化した食のチャイナリスク。
われわれは今後どうやって食の安全を確保していけばいいのか。専門家が自己防御の心得を伝授する。
米食肉大手OSI(本部・イリノイ州)の中国法人「上海福喜食品」で使用期限切れの鶏肉が使われて
いた問題は、中国の食品製造業界が抱える闇の深さを印象づけた。
国営新華社通信が運営するサイト「新華網」は24日、上海市の品質管理や食品安全の監督当局が、
過去3年間に同工場を7回検査したにもかかわらず、不正を見抜けなかったと報じた。
検査官の怠慢か、不正を黙認していたのか。それとも偽装が巧妙すぎたのか。
いずれにせよ、ずさんな生産体制を放置することになった上海当局にも批判が集まっている。
被害を受けた日本マクドナルドは中国からの鶏肉調達に見切りをつけ、タイ産に切り替えることを決めた。
日本で2007~08年にかけて起きた冷凍毒ギョーザ事件以降、中国産食品の危険性が度々伝えられてきたが、
今回の問題は「外資系の大手ファストフード店なら安心」という安全神話を打ち砕いたという点で衝撃度はより大きい。
『食品のカラクリ6 輸入食品の真実!! やっぱり危険!? 「中国産」の知られざる実態』(宝島社)
などの著書がある食糧問題研究家の小倉正行氏は、「これまで期限切れや人体に有害な農薬、添加物が混ざった
危ない食材は、中国国内だけで流通しているというのが定説だった。中国に進出している外国資本の食品関連企業の
多くは、現地に生産拠点を構え、『独自の安全基準を設けて厳重な管理体制の下で製品を作っている』と安全性を
アピールしてきた。ところが、今回の問題で、大手外国資本の傘下であっても現場の不正行為は防ぎきれないと
いうことが分かってしまった」と問題視する。
財務省の貿易統計によると、日本が昨年度、中国から輸入した食品は金額ベースで約8700億円で、
最大の輸入相手国である米国(約1兆2600億円)に次ぐ高さ。
われわれの食卓に相当数の「メード・イン・チャイナ」が入ってきていることを意味する。
この状況のなか、どうやって「食の安全」を図っていけばいいのか。
『日中食品汚染』(文春新書)の著者で愛知大学教授の高橋五郎氏(中国農業経済学)は「外食チェーンで使われる
食材の多くは中国産だ。デパートやスーパーの総菜の原材料として扱われることも多い。普通に生活していれば、
完全に中国産食品を排除するのは不可能に近い」と話す。
基準値以上の農薬や日本で使われない食品添加物が混入していることも多く、「細菌やウイルスは洗浄と加熱に
よって排除できるが、添加物や重金属は別。食材に浸透しているため、洗ったり熱を加えたりしても消えない」
と高橋氏は指摘する。
健康被害がすぐに出るものではないものの、「体内に蓄積されると危険性が増す。こういう化合物は『調味料』
に含まれることが多い。産地表示を確認し、中国産であれば摂取しすぎないように気を付けること」と注意をうながす。
徹底して避けるのなら、やはりこの方法しかない。
「産地表示をよく確認して食材を購入し、自分で調理する。外食はなるべく避けて、出来合いの総菜も買い控える。
それが最善の方法だ」(高橋氏)
安全・安心な食生活を送るためには、それぐらいしないと、もはやダメなのかもしれない。
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