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★【滋賀】対話重ね草の根自治 定例会開会、新知事が所信表明
2014年7月26日
県議会七月定例会議は二十五日、開会。十三日の知事選で初当選し、就任したばかりの三日月大造知事は
「対話を重ねて県民と一緒に県政をつくる。(県民主体の)『草の根自治』の思想を大事に県政に当たる」
などと十二分三十秒にわたって所信を表明した。
新知事は白いシャツに紺色スーツで初登壇。選挙戦での訴えをなぞるように、草の根自治、琵琶湖や自然と
生きる共生社会、持続的な経済と雇用づくりを三本柱の理念と主張した。併せて、原発に依存しない
社会を目指す「卒原発」にも触れた。
演説の中では、嘉田由紀子前知事の路線継承にも言及したほか、県議補選で当選した二人を祝福する
文言も織り交ぜるなど、政治家らしい一面も。とくだんのやじもなく、知事選で争った自民県議の
一部を含め、終了時には拍手が送られた。
傍聴席で次男、長女とともに所信を聞いた妻小巻さん(45)は「緊張しているように見えたけど、
無事終わり安心した」とほっとした表情を見せていた。
七月定例会議は八月十二日までの十九日間。代表質問は七月二十九日、一般質問は八月一日と四~六日にある。
通常であれば六月に開かれるはずだったが、「選挙後の知事の所信を聞くべきだ」との議会側の意向からずれこんだ。
◆後継者の印象強める各会派
県議会デビューとなった三日月知事による二十五日の所信表明。各会派は嘉田由紀子前知事の後継との印象を強め、
知事野党も比較的冷静に受け止めた。
知事選で対決した最大会派自民県議団の佐野高典議員は「言葉としては嘉田カラーそのまま。かいらいという感じもした」
と指摘。ただ「代表質問や一般質問でただすので、八年前の嘉田氏に対したような(強硬な反対)姿勢を取る必要はない」
との考えを示した。
自民颯新の会の目片信悟議員は「知事選で訴えていたことに沿った内容で驚くものはない」。公明の梅村正議員は
「とにかく現場を大事にしてもらいたい。県民生活の将来不安を一掃するため、国や市町との連携は大事で特にしっかり
取り組んでほしい」と求めた。みんなの蔦田恵子議員は「所信表明の言葉も表現もまさに嘉田県政。具体的な方向は
これから見極めたい」とした。
一方、三日月知事の古巣で知事与党となる民主の大井豊議員は「われわれが訴えてきたことを議場で訴えてくれた」と満足げ。
嘉田前知事が県議会との関係で苦労していたことに触れ「議会との関係構築を期待する。本人も意識しているはず」とエールを送った。
嘉田前知事の支持母体で、知事選では三日月陣営に入った対話の会の清水鉄次議員は「基本的な考え方や進む方向は同じ。
予算は前知事が組んでいるのでスピード感をもって政策実現をしてほしい」と話した。(山内晴信、井上靖史)
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所信を述べる三日月知事(手前)=県議会議場で
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