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★返品の食肉、製造日８カ月改ざんし再出荷 上海当局確認
上海＝金順姫2014年7月26日19時49分
中国にある米食品卸売り大手ＯＳＩグループの食品会社「上海福喜食品」が期限切れの食肉を
使っていた問題で、上海市の食品監督当局は２６日、同社が返品された商品の製造日を
８カ月改ざんして再出荷していたと明らかにした。国営新華社通信が伝えた。
市当局は上海福喜の違法行為を裏付ける事例とみている。
新華社通信によると、上海福喜は２０１３年５月に製造したひき肉製品が返品された後、
製造日を今年１月に改ざんし、商品名と包装を変えて再出荷した。改ざんした計４３９６箱のうち、
３０３０箱が販売済みだという。この商品の品質が保証される期間は９カ月だった。
一方、共産党機関紙の人民日報は、上海市の食品安全や品質管理を監督する部門がこれまで
３年間に７回、上海福喜に対する検査を実施していたと報じた。マクドナルドなど納入先による
検査がある際、生産現場に事前に知らせが入り、不良品が入った青色の袋を移動したり、
隠したりした記録があるという。
捜査当局は、上海福喜が組織的に違法行為を続けていたとみて刑事責任を追及する構えだが、
上海市は長年不正を見抜けなかったことになる。（上海＝金順姫）
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