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韓国の名門ホテルで１１日に開かれる予定だった日本の自衛隊の創設記念パーティー。
前日になってホテル側が突然拒否しました。原因はやはり日韓関係の悪化です。
韓国・ソウルの観光名所・ミョンドンにあるロッテホテル。
日本人観光客にもなじみが深く、日本の政治家や大使館も利用するこの
高級ホテルで、「騒動」が持ち上がりました。ロッテホテルでは１１日、
自衛隊の創設を記念する行事が行われる予定でしたが、１０日、突然、
「開催はできない」と大使館側に連絡がありました。
「国民の感情を反映したものだ」と説明しています。
「（日韓）お互いにとって、あまり得なことではない」
「（突然の変更も）しかたがないかな」（日本人観光客）
「国民感情を反映」と説明するホテル側。河野談話をめぐる検証や
集団的自衛権の問題に絡めて、韓国の東亜日報が開催に批判的な
記事を掲載したことで、ホテルに抗議が相次いだといいます。
一方、韓国国防省は、レセプションへの出席者は最小限にすると表明しました。
「国民感情を勘案し、（出席者は）実務協力窓口を担当する
課長級とする最小限の軍事・外交措置をとることにした」（韓国国防省の会見）
ホテル側のキャンセルにより、会場は急きょ、
日本大使公邸に変更されましたが、公邸周辺は開催前から物々しい警備が敷かれました。
この行事は過去にも会場周辺で抗議行動が起きていますが、
毎年開催されてきました。大使館の公式行事が前日になって
拒否されるのは異例の事態で、日本政府は不快感をあらわにしています。
「ホテルには抗議しましたけれども、韓国政府にも懸念をはっきり伝えたい」（菅義偉官房長官）
さらに、“ドタキャン”騒動はこんなところでも・・・。韓国でも人気の
日本の漫画「ワンピース」。ソウルの戦争記念館では、
１２日からこの「ワンピース」の展示会を予定し、
会場では開催に向けた準備が着々と進んでいました。しかし、このイベントも１０日になって急に中止が決まったのです。
理由は、原作に数回登場する旗のデザインが旧日本軍の
「旭日旗」を思わせるからだというのです。韓国で旭日旗は「日本の侵略の象徴」とされており、
抗議が数多く寄せられたということです。実際の展示物には
旭日旗を思わせる作品はありませんが、
ギクシャクする日韓関係が思わぬところにまで広がっている格好です。（11日16:31）
URLﾘﾝｸ(news.tbs.co.jp)