14/07/08 13:01:59.81
★日豪「新たな特別な関係に」 首相が豪議会で初演説へ 安保連携、中国を牽制
2014.7.8 07:51
安倍晋三首相は８日午前、オーストラリア・キャンベラの連邦議会で、日本の首相として初めて演説を行う。
同日に正式署名する日豪ＥＰＡ（経済連携協定）を踏まえた経済分野での強化に加え、安全保障面でも連携を
強化する両国が「新たな『特別な関係』へ脱皮を遂げた」と強調する。「太平洋からインド洋に及ぶ海と空を
オープンで自由な場として育てるため、力を合わせよう」とも訴え、日米豪３カ国による協力の深化を呼びかける。
首相は演説の冒頭、先の大戦で日豪が戦火を交えた経緯に触れ、「２０世紀の惨禍を二度と繰り返さないという
日本の誓いは今後も変わることはない」と説明。両国が戦後に国交を回復した際、当時のメンジーズ豪首相が
「常に記憶を呼び覚ますより、未来を期待する方がよい」と語ったことを取り上げ、「皆さんの寛容と過去の
歴史を決して忘れない」と述べる。
その上で「歴史の試練に耐えた信頼関係を安保協力に生かす」として、日本の潜水艦技術など防衛装備品の
技術移転に関する協定調印を高く評価。海洋進出を強める中国を念頭に「何かを主張する際は法を順守し、
力や威嚇を用いず、紛争解決は平和な手段で行う。この当たり前のルールが、太平洋からインド洋に広がる
繁栄の海を覆う常識になる」と訴える。
環太平洋戦略的経済連携協定（ＴＰＰ）に関しては「日豪でどこまでも一緒に歩んでいこう」として
、交渉妥結に向け緊密に連携していく姿勢を強調する。
■首相演説のポイント
・日豪ＥＰＡ（経済連携協定）や防衛装備移転協力協定の署名を踏まえた日豪両国の「特別な関係」をアピール
・集団的自衛権の行使容認に向けた取り組みに言及し、安全保障分野の法整備への決意を示す
・「積極的平和主義」の提唱、海洋進出を図る中国を念頭に「法の順守」を強調し、牽制（けんせい）する
・経済成長と財政規律の両立、既得権打破に着手
URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)
マオリ族の長老（右）に迎えられ、お互いの鼻を合わせてあいさつする安倍首相。左は昭恵夫人＝７日、オークランド（代表撮影・共同）
URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)