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★【群馬】大泉・ブラジルタウンの象徴 外国人の福祉拠点に
2014年7月4日
ブラジル人を中心に人口の15%が外国人の大泉町で、多国籍の街の象徴とされてきた商業施設
「ブラジリアンプラザ」を愛知県の人材派遣会社が取得したことが分かった。同社は建物の一部を
発達障害のある外国籍の子ども向け福祉施設とし、早ければ8月にもオープンさせる。
将来、介護が必要な外国人高齢者も受け入れ、外国人住民の福祉拠点にしたいという。 (美細津仁志)
日本で働く外国人を支援する人材派遣会社「アバンセコーポレーション」(愛知県一宮市)が四月、
町内の所有者から土地と建物を取得した。外国人の障害児向け福祉施設としては県内初となる。
林隆春社長(64)は「日本に出稼ぎに来たブラジル人にとって大泉はまさに聖地。かつて外国人が
集まった場が外国人のコミュニティー再生の場になれば」と話す。
プラザは一九九六年、日本初のブラジル人向けショッピングセンターとしてオープン。
「日本のブラジルタウン」の象徴として町内外の外国人でにぎわった。近年は生活習慣の多様化や、
二〇〇八年のリーマン・ショック後の出稼ぎ外国人の減少で、かつてのにぎわいはなくなっていた。
プラザ一階のテナントは残るが、二階にあったブラジル系の衣料品店やレストランは既に閉鎖。
改装して自閉症や発達障害の一つアスペルガー症候群などの子どもに放課後デイサービスを提供する。
児童福祉施設は同社と親交があり、在住外国人のサポートに取り組むNPO法人「交流ネット」
(一宮市)が運営。外国籍の発達障害児向けの福祉施設は三重県で運営実績があり、
今回は日本人の発達障害児も受け入れ国際交流も図る。
将来的に、言葉や学習に悩む外国籍の子どもをサポートしたり、高齢化した出稼ぎ外国人の介護を
受け入れたりするという。
交流ネットの船津丸謙一理事長(41)は「高齢化した外国人労働者が認知症になると、
母国語しか話せなくなり、日本の施設で受け入れてもらえないケースもある。
外国人向けの福祉ニーズは高まっている」と話している。
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
在日ブラジル人の支援に取り組む人材派遣会社が取得し、一部が児童福祉施設となるブラジリアンプラザ=大泉町で
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