14/07/04 10:30:05.71
★ 中韓ＦＴＡ、年内妥結目指す 慰安婦問題で共同研究
【ソウル＝島田学】韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領は３日、
訪韓した中国の習近平国家主席と青瓦台（大統領府）で会談し、
交渉中の中韓自由貿易協定（ＦＴＡ）について「年内妥結を目指し努力する」ことで合意した。
会談後に発表した共同声明の付属文書では、旧日本軍の従軍慰安婦問題の関連資料で共同研究を進めることを明記。
歴史問題を巡り対日本で連携する姿勢を示した。
会談は当初予定の２倍の約３時間に及んだ。
両氏は会談後の共同記者会見で「今回の会談は今後の中韓関係発展の重要な転換点となる」と協調姿勢をアピールした。
両氏の会談は立ち話を含め５回目。中国側は共に日本との摩擦を抱える韓国との蜜月関係を強調し
日米韓の連携にくさびを打ち込みたい考えだ。一方、韓国側では首脳レベルで
中国との連携姿勢を強調することへの懸念もあり、共同声明自体や記者会見では日本や歴史問題には触れなかった。
共同声明では、中韓ＦＴＡの早期妥結で「地域や世界経済の成長のけん引役となり、
両国民の生活の質の向上にもつなげる」と強調した。
中韓ＦＴＡが先行すれば、日本企業が対中戦略で競合する韓国企業より不利な立場を強いられかねない。
中韓は北朝鮮問題でも歩調を合わせた。北朝鮮の核開発に断固反対との方針で一致。
朝鮮半島の非核化実現へ連携していく方針を確認し、「新たな形態の核実験」の実施を示唆する北朝鮮をけん制した。
安全保障分野では、中国の外交担当国務委員（副首相級）と韓国国家安保室長との戦略対話を定例化することを決めた。
文化交流では、中国がパンダのつがいを初めて韓国に貸与することでも合意した。
日経新聞 URLﾘﾝｸ(www.nikkei.com)