14/07/03 23:08:20.66
★議会内でもトラブル、奇妙な選挙戦、議論をふっけかては謝った前職場…
2014.7.3 22:20
兵庫県議会の野々村竜太郎県議(47)=無所属、西宮市選出=が3年間で計345回日帰り出張を
繰り返したとして政務活動費から約780万円を支出し、釈明会見で号泣した問題は、テレビやネット
で国内中や海外でも報じられ、波紋を広げている。県や県議会に寄せられた抗議や苦情の電話やメールは
3日夕までに737件に達した。野々村氏の取材を重ねると、奇妙な言動が原因で、過去にもトラブルを
起こしていたことが分かった。
「変わった新人が入ってきたな」。平成23年4月の県議選後に初めて開かれた県議会。
ベテラン議員は初当選した野々村氏の言動に驚いた。
議員が担当する常任委員会を決める際、野々村氏は警察常任委を希望したが、希望者が定員を超えた
ため抽選に。この抽選に外れた野々村氏は、机をたたいて「裁判に訴える」と激高した。
さらには「次回は希望をかなえるよう誓約書を書け」と要求し、周囲をあぜんとさせたという。
野々村氏は大阪市出身。大阪府内で有数の進学校で知られる府立北野高校を経て関西大を卒業後、
平成4年に兵庫県川西市に採用された。
ただ、当時を知る同市の男性職員も「変わり者だった」と打ち明ける。
職員によると、同僚や上司に議論をふっかけてはわめき散らし、最後に謝るということが何度もあったという。
野々村氏は、今回の会見でも号泣した後、報道陣に取り乱したことを謝罪しており、「変わってないなあ、
同僚と話している」と苦笑いを浮かべる。
野々村氏は19年11月、「職員のままでは改革を実現できない」という理由で同市を退職。
同県太子町長選を皮切りに4回の選挙に挑戦したが、いずれも落選。20年の西宮市長選では祖母の
遺影を抱え、母親と喪服のような黒い服で記者会見に臨んだこともあった。
5回目の挑戦となった23年4月の県議選西宮市選挙区(定数7)。10人が立候補したが、選挙公報に
「西宮維新の会」と掲げ、1万1291票を得て第7位で初当選を果たした。ただし、「大阪維新の会」
とはまったく関係はなかった。
政務活動費をめぐる今月1日の会見では当時の苦労を思い出したのか、「落選に落選を重ねてやっと
議員になったんです。少子高齢化問題を解決したいからこそ、出張を繰り返した」などと涙ながらに訴えた。
だが、その出張が疑問視されている。野々村氏が日帰り訪問を繰り返したとしている城崎温泉(同県豊岡市)の
城崎温泉観光協会副会長、芹沢正志さん(49)は「議員さんが来たら名刺交換するのが通常だが、形跡はない。
駅員やタクシーの乗務員に聞いても知らないといっている」と首をかしげる。
梶谷忠修(ただお)議長は今月7日に各会派の代表者会議を開き、野々村氏が使った政務活動費の調査、
県条例で定められた公開ルールの改正などを議論する見込みだ。
兵庫県の「政務活動費の交付に関する条例」は、政務活動費収支報告書で、1円以上の全ての支出に領収書の
添付を義務付けている。ただ、(1)自動券売機で切符を買い領収書が発行されない場合(2)緊急時で領収書の
発行を受ける余裕がない場合は、領収書の代わりに本人が作成し、押印する「支払証明書」の添付での報告が認められている。
野々村氏の3年間の日帰り出張について、領収書は一切添付されていなかった。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)