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★仮設住宅に大量のカビ、除湿機・扇風機効果なし
2014年06月19日 23時12分
宮城県石巻市は17日、市内2か所の仮設住宅計46世帯でカビが大量に発生し、
20日に開会する市議会定例会に1600万円の修繕費用を盛り込んだ一般会計補正
予算案を提出すると発表した。
市によると、カビが発生したのは城内仮設の40世帯と大原仮設の6世帯。
天井や畳に生じるようになったという。城内仮設に住む黒須悦子さん(66)は
「除湿器も扇風機もかけているが、効果はあまりない」と語る。
修繕は住民の要望を受けて実施。畳の交換や天井の貼り替えなどが行われる予定で、
市生活再建支援課の村上光雄課長は「被害が今後拡大する可能性がある。
県や国にも支援を働きかけたい」と話している。
一方、国立医薬品食品衛生研究所(東京都世田谷区)と国立病院機構相模原病院
(相模原市)は21、22の両日、城内仮設と開成仮設の2か所で、カビによる
ぜんそくや過敏性肺炎が発症していないかを調べる初の集団検診を実施する。
高校生以上の住民約350人が対象で、血液検査や専門医の問診などが行われる。
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