14/06/15 00:14:43.22
>>205つづき
たとえば、「早稲田閥」の「盗用/コピペ思想」という規範的観念は社会全体にとっては明らかに脅威である。
また太平洋戦争中、我が国が近隣諸国に対する際の規範的観念とした「大東亜共栄圏思想」も、他国から見れば脅威以外の何物でもなかったはずである。
また理研在職中、内部不正を告発して逆に理研を追われたドイツ人研究者の例のように、規範的観念は、それに従わない構成員を排除もする。
このように各々の集団の規範的観念は、おうおうにして他者を攻撃する"武力"である。
人間とは生物学的に見れば、一箇の動物であり、最大の本能は言うまでもなく自己保存本能である。
ゆえに全ての動物は基本的には、自己の生命の存続/繁栄の増進のためには、他の個体の生命を奪うことに躊躇(ちゅうちょ)しない。
人間は、自らが所属する集団の規範的観念とは異なる、もしくは反する規範的観念を持つ他集団に対しては、素知らぬふりをして、隣人であり続けようとはしないのが普通である。
すなわち、まずは相手集団と自己集団の勢力分析(力関係の分析)をする。そして同等、もしくは相手の方が強いと判断すれば、取り入ろうとしたり友好関係を結ぼうとする。
しかし、もし自己集団の方が強いと判断すれば相手集団を懐柔しようとするか支配/隷属させようとするか、もしくは壊滅させようとする。
つづく