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◆「とどまる理由ない」辞任提言された理研特別顧問が辞意
神戸新聞NEXT 6月14日(土)6時50分配信
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STAP細胞の論文問題で、理化学研究所の改革委員会(岸輝雄委員長)から
辞任を求められた理研発生・再生科学総合研究センター(再生研、神戸市中央区)の
西川伸一特別顧問が13日、辞意を明らかにした。
改革委は12日の提言で小保方晴子氏が所属する再生研の上層部4人の
辞任を求めたが、辞意の表明は初めて。
改革委は、小保方氏が通常の手続きを省略して採用されたことについて、
竹市雅俊センター長と当時副センター長を務めていた西川、相沢慎一両特別顧問に対し
「職権によりずさんなプロセスをもって採用に加担し、責任は重大」と指摘。
小保方氏を直接指導する立場の笹井芳樹副センター長に加え、辞任を提言した。
西川氏は「提言を見て、すぐに辞任を決めた。とどまる理由はない」と説明。
一方で、小保方氏の採用過程について「国際的で一流の面白い研究成果を出してもらう
人材を集めるため、臨機応変に話し合いで選んでいた」とした。
西川氏は幹細胞研究の第一人者として知られ、京都大教授などを経て、再生研には
2000年の設立当初から13年3月まで副センター長として勤務。
同年4月から特別顧問を務め、報酬は月10万円という。