14/05/11 19:23:49.51
欧米と日本では、尊敬される学者が違うということがあるだろう。
欧米では仮説を出す人が尊敬され、
日本では仮説を証明した人が学者と名乗る。
最近はそうでもなくなったが(それでもそういうことがある)、
ノーベル賞というのは仮説に与えられることが多い。
湯川秀樹だって、中間子の存在を予言しただけで証明したわけではない。
日本では、大胆な仮説を出しても、学位ももらえず、ろくな研究職にもつけない。
そして、有意差が簡単に出せるチマい研究を重ねた人間が教授になり、
大胆な仮説を出す人間をむしろ排除する。
今回、もし小保方さんがSTAP細胞を作っていなかったとしても、
後に科学的刺激によって万能細胞を作る人が出てきたら、
その仮説を立てただけで、ノーベル賞ものなのである。
この研究論文を撤回したら、ハーバードのほうの先生が、
その座をもっていってしまうだろう。
今回の事件で、仮説を立てる価値や、若手をもっと登用するという話が、
立ち消えになるのがとても惜しい。
抵抗勢力教授たちが居座る限り、日本の科学の競争力の将来は暗い。