14/04/29 10:31:48.71
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta · 4月27日
それは科学にとって非常にまずいと,私は思う。科学の成果というのは結果ではなく,立証過程についての知見のことだ。丹羽先生の実験とは別に,起きたことはきちんと決着しておかないと,ますます社会の誤解を招いてしまう。
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta · 4月27日
ただ,そうやってSTAP細胞の証拠が得られたとしても,それは丹羽先生の実験だ。小保方さんがSTAP作っていたという証拠にはならないし,逆にできなくても,小保方さんがSTAPを作ってなかった証拠にはならない。だけど世間はやっぱりそう思っちゃうと思う。
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta · 4月27日
ならもっと確実な目印つけよう,というのが今度の実験。Cre-LoxPという仕掛けを使うと,マウスの特定の細胞を緑に光らせることができる。例えば特定の肝細胞を緑にして,それを刺激してSTAP細胞作って,そこから緑に光るマウスができたら,今度こそSTAPの証拠になる。
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta · 4月27日
何か別の幹細胞が混ざっていて,それがマウスになったという可能性も,STAP細胞がマウスになったという可能性と同じように残っているのだ。だから丹羽先生は「正直,データとして甘いです」とおっしゃったんである。
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta · 4月27日
じゃあSTAP細胞は嘘かというと,そうではない。STAP細胞は色々な細胞の寄せ集めだから,T細胞でない細胞が初期化されたものが入っていて,それがSTAP幹細胞やマウスになった可能性はある。でもそれはあくまで可能性であって,証拠はない。
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta · 4月27日
「TCR再構成」というのはT細胞の目印のことで,これがSTAP細胞にあったから,もともとT細胞だったのが初期化された,というのが論文の主張。でも,STAP細胞から作ったマウスでも,STAP幹細胞でも,目印は確認できなかった。