STAP細胞の懐疑点 PART304at LIFE
STAP細胞の懐疑点 PART304 - 暇つぶし2ch241:名無しゲノムのクローンさん
14/04/17 00:51:36.41
>>180
>どこかのラボでESとTSをミックスして胚盤胞インジェクションしたら
>どうなるの?

丹羽がEカドヘリン強制発現という技を開発している
URLリンク(leading.lifesciencedb.jp)
2.3.EpiSCのキメラ胚への寄与能
 ES細胞とEpiSCとを区別する表現型として,胚盤胞に注入されたときのキメラ胚への寄与能がある.
2007年の報告では,EpiSCを胚盤胞に注入してもほとんどは内部細胞塊と融合せず,わずかなキメラ胚が回収されたにすぎなかったとされている42,43).
しかし,EpiSCは着床後胚に由来する多能性幹細胞であり,着床前の胚盤胞への移植は異所性の移植であるから,これがキメラ胚に寄与できない理由とも考えられる.
また,そもそもEpiSCのもととなる着床後胚の多能性幹細胞もまた,
胚発生の過程において三胚葉への分化能を示すことから,EpiSCが絶対的な意味でキメラ胚への寄与能を喪失しているとは考えにくい.
EpiSCのキメラ胚への寄与能を正当に評価するためには着床後胚への同所性の移植を行うことが理想的だが,これには技術的に高い困難がある.
 そこで最近,筆者らは,Eカドヘリンを一過性に強制発現させたEpiSCを胚盤胞に注入し,そのキメラ胚への寄与能を検討した48)(図3).
Eカドヘリンを強制発現させた理由は,EカドヘリンはマウスES細胞において
細胞間接着をつかさどる主たる接着因子であること,そして,過去の報告ではEpiSCではその発現が低下しているとされていたことによる.
Eカドヘリンを2日間にわたり発現させたEpiSCにおいては,マウスES細胞に特異的な遺伝子の発現は誘導されず,
また,X染色体の再活性化も認められなかったことから,マウスES細胞に特異的な転写因子を強制発現させたときのようなリプログラミングは誘導されていないと考えられた.
しかし,これらの細胞を胚盤胞に1個だけ注入すると,その5%が良好なキメラ胚を形成した.
したがって,EpiSCがキメラ胚への寄与能を喪失しているようにみえるのはその絶対的な能力の欠損を示すものではなく,かつ,マウスES細胞に特異的な転写因子の機能はキメラ胚への寄与能を規定するものではないといえた.


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