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論文捏造疑惑、元東大教授の解雇は適法 東京地裁
2009年1月29日21時26分
遺伝子制御にかかわるリボ核酸(RNA)の分野で著名な多比良(たいら)和誠(かずなり)元東大教授が、
信頼性のない論文を発表したとの理由で懲戒解雇されたのは不当だとして、教授としての地位確認などを
求めた訴訟の判決が29日、東京地裁であった。中西茂裁判長は「多比良氏は論文全体の内容について
最終的な責任を負う」と述べ、同氏の請求を棄却した。
一方、判決は解雇は通告から30日後に効力が発生するとして約59万円の支払いを東大に命じた。
多比良氏は、02~04年に世界的な科学雑誌に発表した4本の論文で実験データが再現できないと指摘
された。東大は06年12月、論文の捏造(ねつぞう)は断定しないまま、多比良氏と助手を懲戒解雇した。
中西裁判長は「実験記録がほとんどなく再現性のないデータを基にした論文を発表した。大学の名誉や
信用を傷つけたことは明らかだ」として懲戒解雇は適法と判断。「監督者の立場で実験自体には関与して
おらず、懲戒解雇は重すぎる」という多比良氏の主張を退けた。
多比良氏の弁護団は「科学研究の実態と大きく異なる判決で、到底納得できない。控訴を検討している」
との談話を出した。
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