14/04/01 19:20:36.78
「調査報告書に対するコメント」
調査委員会の調査報告書(3月31日付け)を受け取りました。驚きと憤りの気持ちでいっぱい
です。特に、研究不正と認定された2点については、理化学研究所の規程で「研究不正」の対象外
となる「悪意のない間違い」であるにもかかわらず、改ざん、ねつ造と決めつけられたことは、とても
承服できません。近日中に、理化学研究所に不服申立をします。
このままでは、あたかもSTAP細胞の発見自体がねつ造であると誤解されかねず、到底容認
できません。
画像を合成し「改ざん」と認定されたレーン3の挿入について
Figure 1iから得られる結果は、元データをそのまま掲載した場合に得られる結果と何も変わり
ません。そもそも、改ざんをするメリットは何もなく、改ざんの意図を持って、Figure 1iを作成する
必要は全くありませんでした。見やすい写真を示したいという考えからFigure 1iを掲載したに
すぎません。
「捏造(ねつぞう)」と認定された画像の取り違えについて
私は、論文1に掲載した画像が、酸処理による実験で得られた真正な画像であると認識して掲載
したもので、単純なミスであり、不正の目的も悪意もありませんでした。
真正な画像データが存在していることは中間報告書でも認められています。したがって、画像
データをねつ造する必要はありません。
そもそも、この画像取り違えについては、外部から一切指摘のない時点で、私が自ら点検する
中でミスを発見し、ネイチャーと調査委員会に報告したものです。
なお、上記2点を含め、論文中の不適切な記載と画像については、すでにすべて訂正を行い、
平成26年3月9日、執筆者全員から、ネイチャーに対して訂正論文を提出しています。
以上