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STAP研究 専門家分担 全体像見通せず
URLリンク(iryou.chunichi.co.jp)
石井俊輔・調査委員長は会見で「管理に甘さがあった」と述べた。研究の全体像を見通せる人が
いなかったのだ。
マウス実験で世界的に知られる山梨大の若山照彦教授は「自分の分担したところは正しく行った。
でも(小保方晴子氏から)渡された細胞がSTAP細胞なのか、そうでないのか見分けはつかなかった」
と話している。
STAP細胞の作製は小保方氏だけが行い、マウスに注入して胎児を形成させる実験は若山氏が担当。
細胞の培養や解析は理研の丹羽仁史氏が主に手掛けた。「刺激による万能細胞」という発想は、米国の
チャールズ・バカンティ医師や大和雅之東京女子医大教授の頭脳から出てきた。
論文のストーリーを組み立て、主要部を執筆したとされるのは理研の笹井芳樹氏で、数々の受賞歴に
輝く。しかし今回、実験の方は小保方氏や若山氏に多くを委ねていた。学問の専門化が進んだ半面、
研究者の視野は狭くなってしまっていた。
投稿論文を雑誌掲載前に査読する専門家らにとっても、すべての内容が理解できるわけではない、
という状況は同じ。「査読では初めに著者の名前をみる」と、元理研副センター長の西川伸一・JT生命誌
研究館顧問。笹井、若山、丹羽各氏といった顔触れは、それぞれの分野の専門家をそろえた印象を植え
付け、一流科学誌ネイチャー掲載への道を開いた。
小保方氏のあまりにも「大胆」な画像の切り張りが、ベテラン共著者たちの理解を超えていたことも、
原因の一つだろう。
小保方氏が自身の博士論文から画像を転用していたことが分かって、若山氏は驚きを隠さず、すぐさま
論文撤回を呼び掛けた。調査報告によれば、笹井氏は2月中旬、この捏造を知り、小保方氏にデータの
取り直しを指示したという。
文部科学省幹部は「論文の作法は大学院で教えるべきだ。なぜあんな学生が博士号を取得できたのか」
とあきれる。
理研のベテランは海外のトップ研究者と競い、優れた若手に囲まれている。国内の教育の「劣化」に
気付かなかったのかもしれない。 (吉田薫)