14/04/01 17:18:16.00
小保方氏の捏造・改ざん認定 STAP細胞論文で理研
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「STAP(スタップ)細胞」の論文に疑問が指摘されている問題で、理化学研究所は1日、筆頭
筆者の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーに「研究不正行為があった」とする最終調査報告
を公表した。研究の根幹をなす画像に「捏造(ねつぞう)」があったと認定した。共著者については
不正はなかったとしたが、チェック機能が働かず「責任は重大」とした。
論文は、理研発生・再生科学総合研究センター(CDB)の小保方氏や米ハーバード大のチャールズ・
バカンティ教授らが1月末、英科学誌ネイチャーに発表した。しかし、論文の画像が不自然であるなど
の問題を指摘され、理研は2月中旬、調査委員会(委員長=石井俊輔・理研上席研究員)を設置。
小保方氏やCDBの笹井芳樹副センター長、丹羽仁史プロジェクトリーダー、山梨大の若山照彦
教授から話を聴き、論文のもととなるデータ、実験ノート、メールなどを検証した。
最終報告書では、3月14日の中間報告では判断を保留していた4項目について判断を示した。
研究の根幹となる万能性を示す画像が、3年前に書かれた博士論文中の別の実験で得られた
ものと酷似した画像から使われたことは、データの信頼性を根本から壊すものであり、危険性を
認識しながらなされたと言わざるを得ないことから捏造と認定した。
笹井氏と若山氏については、捏造には関与していないが、置かれた立場からして研究不正を
招いたことの責任は重大とした。
遺伝子解析の画像の結果を切り張りして加工したことについては、「きれいに見せる図を作製したい」
という目的をもって行われたとして「改ざん」とした。笹井、丹羽、若山の3氏は論文投稿前に改ざん
された画像を示されたことから、研究不正はなかったと判断した。
文部科学省のガイドラインでは、存在しないデータをでっちあげる「捏造」、データを都合のよいように
書き換える「改ざん」、他人の論文から文章などを無断で引き写す「盗用」の三つを研究の不正行為と
定義している。