14/03/18 05:01:13.60
大谷吉継公は小早川秀秋に続いて脇坂・朽木・小川・赤座の4隊に寝返られ壊滅的打撃を受け、
残ったのは吉継公の周りを固めている家臣だけになった。吉継公もはやこれまでと覚悟し、勝ち目のない戦いに
巻き込んだ愚かさを家臣たちに詫びた。家臣たちは「利ばかりの世で殿のような愚か者が一人くらいいても
いいではありませんか」と言い、カラカラと笑った。そして「殿、六の巷でまた」と言い放ち敵陣に突っ込んでいき、散った。
負けが分かっても逃げずに信義に殉じて散った家臣たちは今日の価値観では馬鹿かもしれん。
しかし自分もかくありたいと思う。
昨日まで賞賛していた人間を旗色が悪くなったら手のひら返して罵るようなみっともない人間にはなりたくない。