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基本的には、山の民と海の民が必ず世界史の勝者となっている。
山は土地開発と農耕の困難さを克服するため、金属加工を初めとする実践的な学術を生み、
工具から武器まで応用発展が進んだ。
ペルシア人、ローマ人からゲルマン系、トルコ系、日本人までが山で鍛えられた。
海は常に輸送コスト軽減のメリットがあった代わりに、逃走経路無きいちかばちかの冒険性が高く、
計測術や数学や外国語はもとより、物流から投機に至る主権(私的所有権)観念、軍事的組織力を高めた。
古代ギリシア人、ノルマン人、アメリカ人や日本人などが海で繁栄した成功者。
で、山と海の両方で鍛えられればかなり知的にも充実するし、学術から製品技術まで高まる(はず)。
また、戦争においても、比較的近距離でのドカンドカンと一気呵成に攻める戦法が得意。
一方、平原で略奪と逃走を続けてきた民族は、自助努力よりも配分を重視し、法や学術よりも人脈を重視し、
常に遠距離での拡散した戦線で、攻撃と逃走を併せた戦法が得意だった。
で、近代以降は製品も兵器も「直接的な性能と効率」が向上し、山系と海系が常に勝者となっている。
平原の民は、必ず敗者として山系や海系の民に武力でも経済でも屈している。
中国人はこの意味では平原の民、たぶん朝鮮系や満州系もそうなるだろうな、あとアラブも。