09/02/26 12:40:11 0
>3点目は、2枚なのか全部なのかどちらが正しいのか?
BKA(ブンデスクリミナルアムト,連邦犯罪捜査局)は,<日記帳I><II><III>の表紙をも含め,これらに用いられている質の紙,ならびに,3冊の日記帳および<ばらの用紙>に見られる質のインクは,
いずれも1950~51年以前に製造されたものである(したがって,1941年から1944年の間に用いることが可能)と結論した.
一方,
「その後に<ばらの用紙>に加えられた修正個所の幾つかは,(中略)黒と緑色のインク,ならびに青のボールペンで記されている.
この種のボールペン・インクは,1951年以降に初めて市場に出たものである」
とした.
このBKAの報告書は,僅か4ページだった.<ばらの用紙>の,正確にどの部分にそれらの修正個所があるのか,また,その修正の性質や程度などには言及されていないし,そういう修正が全体で何ヶ所あるのかもつまびらかにされていなかった.
それ自体では,この報告書は決してセンセーショナルなものとは言えないし,「日記」そのものの正当性に抵触するものでもなかった.
しかし,シュピーゲルはこの鑑定結果を基に,1980/10/6,
「BKAリポートで立証さる―『アンネの日記』はのちに編集されたもの.
よって,この文章の信憑性にも,さらなる疑惑が投げかけられる」
という記事を書いた.
何のことはない,トバシ記事だ.
だが,記事はドイツ国内外で反響を呼んだ.センセーショナリズムに踊らされる人間が,それだけ多かったということだ.
多少ペンやインク、色等についての詳細な説明(英語)
URLリンク(www.annefrank.org)