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夏の月下の元、黒美は走っていた。既に新京はソ連軍の手に落ちてお
り、ソ連兵による日本人居留区民に対する暴虐は凄惨を極めた。暴力、
レイプ、殺人…ありとあらゆる人間の獣性が破棄された民間人に襲い掛
かっていた。黒美はなおも走る。身の丈7尺はあろうかというソ連兵に
追われているからだ。道に転がる遺体に躓き、黒美はソ連兵に捕まっ
た。聞き覚えのない外国語のおたけびをあげ、兵士は黒美を乱暴に引き
ずった。
無理やり黒美を戦車の上に引き上げると、ハッチの取手に黒美の両手を
紐で固定した。黒美は満蒙開拓団・団長の厳格な父の教えに従い、自殺
を図ろうとした。しかし兵士の執拗な殴打に黒美は失神し、気がつくと
下半身を丸出しのまま正に犯されようとしているところだった。
月明かりを背景に浮かび上がるシルエット。その瞳は爛々と光るヒグマ
のそれであった。男を知らない黒美の秘所に、兵士は陰茎を押し付け進
入してきた。恐怖と痛みに歯を食いしばり、声も出せない。むせ返るよ
うな体臭をもって、その獣は黒美を犯し続けた。腰がストロークをする
たびに黒美の三つ編みにした髪は揺さぶられ、激痛が走る。ただひたす
ら嗚咽のような声が漏れるのみであった。女体を傷つけることでより興
奮する性質のようで、黒美の白い肌には無数の噛み跡、あざ、キスマー
クが残った。ひとしきり動いた後、断末魔の叫びとともに兵士は果て、
薄汚れた精液を黒美の体内に放出した。達した後に、飽きた玩具を投げ
捨てるように黒美を突き放すと、兵士は去っていった。