09/01/03 17:42:34 0
>>851
国家の消滅を目指すのは共産主義だな。
しかし現段階で共産主義が不可能な事は誰もが知っているし、
そういう意味では社会主義者しかいないとも言える。
>>852
生産力が極限状況にまで達し、
各家庭が自前であらゆる製品を生産可能なレベル、
例えば現代日本の生活水準維持に必要な製品を自給自足可能なレベル、
未来社会であればもっと生活水準は上昇しているであろうから
その水準維持可能に必要な製品を自給自足可能なレベル、
こういうところまでくれば無政府的な社会も可能だろう。
結局のところ、無政府的な社会を作ろうとすると、
最低でも自給自足型社会への転換により各家庭が独立・自立し、
社会に頼る部分が非常に少なく、各家庭間が対等の関係にあり、
その対等な構成員で社会が形成される事が大前提になる。
まあ、こんな社会に到達するには数百年は必要だろうし、
それまでは大きな政府の社会主義的な時代が続く事になる。
自由主義の破綻もこうした観点から見るとよく見える。
金主、使用者、労働者という三者が存在し、対等でない社会で
個々人を強引に対等と定め、ありもしない各人の自立を前提に
社会を作れば破綻して当然だ。
生産手段の社会化で社会構造を根本から転換し、
その事によって政府や国家の性質を変化させるのが実現可能な方向性で、
同時にそこが現代社会における限界点でもある。