09/05/16 22:10:12 0
>>808
延暦寺などに対してもそうですが、割と妥協していますよ。
本願寺も以前にもあった「足利将軍の要請」でやむを得ず動いたもので、
元々両者は協力関係にありました。
本願寺当局が、信長を「仏敵」とした記録はなく、信長が横死した後の
江戸時代に入ってからの史料でも、不倶戴天の敵とはされていません。
従属する宗教勢力は権利を保証し、そうでなければ叩くというもの。
それ以前の大名と、本質的には変わりが無かったと言えるでしょう。
宗教勢力と戦う際に、他の宗教勢力の力を借りるということもすでに行われ
ていましたが、信長も本願寺と戦う際、本願寺派ではない真宗寺院の武力を
借りており、その後彼らの所領を安堵しています。
後に、秀吉も北陸で戦う際に本願寺に援兵を要請していますね。
>>816
>宗教は室町中期からすでに、社会的影響力を大きく減退させている。
寧ろ、真宗や日蓮宗が武力も含めて勢力を拡大させるのは、15世紀からで
しょう。江戸時代に入ってからも、減退したことは認められません。
>>821
守護の富樫氏も、信長に協力して本願寺を中心とした諸勢力をつぶそうとし
たのが発覚するまでは、ちゃんと存在していましたからね。
一般には、政親の自害で断絶したとみなされることが多いようですが。
『戦極姫』というゲームに、当主(富樫晴貞)が出て来たのには驚きましたが。