08/05/03 21:08:31 0
【シンガポール=藤本欣也】米誌タイムは最新号で、「現代アジア」について特集
シンガポールの元外交官、キショール・マフバニ氏の論文「アジアの再生」を掲載した。
同氏はアジアの世紀と呼ばれる今の発展をもたらしたのは自らの文化に対する自信であり、
中国や韓国などアジア諸国はそれを提供した日本に感謝の意を表すべきだとの見解を明らかにしている。
マフバニ氏はシンガポール国立大学のリー・クアンユー公共政策大学院学長。
インド系で、国連や米国で長く外交官を務めた。
同氏はまず、「文化に対する自信は発展の必要条件である」と指摘。
英国の植民地だったインドをはじめアジア諸国では欧州の文化の優越性が民衆の心の底に刷り込まれていたとし、
「日露戦争でロシアが日本に敗れて初めてインドの独立という考えが生まれた」とのインドのネール初代首相の言葉を引き、
「20世紀初頭の日本の成功がなければアジアの発展はさらに遅れていただろう。
日本がアジアの勃興(ぼっこう)を呼び起こした」と論じた。
韓国の場合も、日本というモデルがなければこれほど早く発展できなかったと指摘。
中国も、日本の影響で発展できた香港、台湾、シンガポールという存在がなければ、
改革開放路線に踏み出さなかったとし、
「日本がアジア・太平洋に投げ入れた小石の波紋は中国にも恩恵をもたらした」
「(日本を歴史問題で批判する)中国でさえも日本に感謝すべきだ」などという見解を示した。
URLリンク(www.time.com)