07/08/23 19:26:32 0
先に紹介したこの論文、非常に面白い視点で書かれているから
読んでごらん。
URLリンク(www.workers-2001.org)
1917年当時「ロシアのプロレタリアートは人口の約10%(家族を含まない)
にあたり、1500万人と言われる。この中核をなす工場労働者は約350万人、
ほかに鉄道従業員80万人、中小企業労働者280万人、農業労働者に50万人
であった。労働者の三分の一は土地を持っており、五分の一は家族と共に農業経営
をおこなった。モスクワの労働者(約100万人)の中では繊維労働者が大きな比
重を占めていたが、それだけに労働者の約40%は土地を持ち農業的副業をおこな
っていた。これに反して、ぺトログラードの労働者(約40万人)は多くは金属労
働者であり、土地を持つもの16.5%・農業経営を持つもの7.8%にすぎなか
った。また、ペトログラードの労働者の三分の二は1000人以上の労働者の工場
に従事していた。首都はまた比較的少ない基幹労働者の多数を大企業に集中しており、
これが革命の成功を保証したのである。」(平館利雄・「パリコンミューンと十月革
命」より)。