07/08/02 18:55:24 0
>>43
そうだよ。だがそれだけでは不可能。
ビンボ人や下層労働者が結集して自然発生的に一種の自治組織ができる。
最初は「隣組」や「組合」のようなものでもいい。
それが一つの市・町単位にまで拡大して、全国的規模に近い形にまでなる。
本来の行政単位とはまた別の権威・権限をもった権力が発生する。(二重権力の誕生!)
そちらの権力を革命勢力が乗っ取る。という順番がちゃんとある。
まずそのような基盤があり、尚且つ戦争や飢えなどのとんでもない社会不安に恵まれ
ないかぎり天下を覆す革命なんてムリ。
ロシアのケースがまさにそれだった。
社会革命党や共産党などの左派勢力はそっち側の権力を代表する形となって
彼ら過激なビンボ人の議会(労農ソビエト)は、
富裕層や教会勢力やリベラルな貴族や穏健な市民を代表する自由主義の政府と対峙した。
時はまさに第一次大戦。
国全体が戦争に巻き込まれ、戦費調達のため国債乱発、借金は嵩み、税金は増税、
働き手は次々と戦場に送られ、国の財政も一家の家計もどんどん貧しくなる一方だった。
手の施しようがなくなった皇帝ニコライは退位し、自由主義の政府に後をまかせたが、
もう完全に手遅れだった。
一般市民レベルですら日々の食糧にも事欠く有様。戦争やめろ!パンよこせ!のデモが頻発した。
これを扇動したのは、もちろん(共産党が頭脳と心臓になった)ビンボ人の権力だった。
そしてこれに軍隊の一部が加わって武装蜂起となった。
今の日本で革命とかが不可能なのは、こういった歴史を振り返るだけでも充分納得できる。
客観的な社会情勢が革命可能な条件を全く満たしていない。
唯一可能だっただろうと推測できるのは戦後の混乱時のみ。
それも「米軍」という抑圧装置たる強力な武装権力が存在しなかったらの話。
しかも、日々「自称社会主義国」の暴虐非道がさまざまメディアを通して晒される今日、
「社会主義」という看板に魅力を持つ者は減る一方で、これは>>45の言を待たない。
>>47 貧富の差が天と地だからね。あの辺は。