08/05/18 05:53:00 0
会社間の資本関係と陰謀論は違う。
資本主義社会では株を握ることによって会社を支配できる。
しかし問題は株所有による支配力は限定的なものにすぎないということである。
例えば次のようなニュースがある。
URLリンク(www.bloomberg.com)
J・D ロックフェラーの子孫たちが、エクソンに対して
地球温暖化対策に力をいれるようにエクソンの年次総会で他の株主たちに
提案するというものだ。
もし、ロックフェラーが言われているようにエクソンを支配している
ならば、なぜわざわざこのような要請を公的な場所でする必要があるのだろう。
エクソンの年次総会で提案するような面倒なことはせずに、夜中にこっそり
エクソンの役員や関係者に電話をすればすむことではないだろうか。
陰謀論者は、このようなニュースにも彼らの世界観にみあった解釈を
提示するだろう。
しかし、解釈というものは、すでに主観にまみれているのだ。
「ロックフェラー陰謀」論者は、ロックフェラーによる世界支配という前提を
「ロスチャイルド陰謀」論者は、ロスチャイルドによる世界支配という前提を
決して手放そうとはしない。
どのような事実に直面しても、その前提からすべてが解釈される。
聖書にいかなる矛盾があろうとも信仰のさまたげにならないのと
同じように、いかなる事実も、彼らの前提を覆すことはできない。
それが信仰の力というものなのである。