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宋鴻兵著「貨幣戦争」(2007年六月刊)。出版社は、中信出版社(北京市)
中共式簡体文字のかなりのものが分らない。巻頭に推薦文五件あり。
除林、国家発改委財政金融司司長。楊帆、経済学家。
張宇燕、中国社科院研究員。林永青、价値中国網CEO。
徐東勝、北京未来巨人投資咨詢有限公司執行董事。
第一章の巻頭に「只要我能控制一个国家的貨幣発行,我不在乎誰
制訂法律。」との引用あり。これはもちろん、有名なロスチャイルドの言葉、
「我に一国の通貨発行権を与えよ。さすれば、その国の法律を誰が作ろうと、
そんなことはどうでも良い。」である。
本書は全十章から成る。それぞれの章に英語で引用文献が示してある。
(1)デス・グリフィン著「奴隷への転落」(未邦訳)
(2)ユースタス・マリンズ著「FRBの秘密」(邦訳、面影出版)
(3)ユースタス・マリンズ著「世界権力」(邦訳あり、成甲書房近刊)
(4)W・G・カー著「将棋のコマ」(邦訳あり、『闇の世界史』成甲書房)
(5)アントニー・サットン著「ウォール街とFDR」(未邦訳)
(6)アントニー・サットン著「FRBの陰謀」(未邦訳)
この六冊が主たる参考書である。更に、本書の裏表紙袖に示されて
いるところによると、この著者は以下の著作を出版する予定である。
(1)貨幣戦争、中国対策篇 (2)貨幣戦争、ヨーロッパ篇
(3)貨幣戦争、日本篇 (4)貨幣戦争、金融武器篇 (5)貨幣戦争、金融36計篇
本書の出版は、明らかに中共中国政権の承認のもとに成されている。
そしてこの本は、中国史上最初の、ロスチャイルド世界金融王朝についての
全面的曝露の書である。この本の出版の持つ、歴史的意味は、いくら大きく
評価しても、過大と言うことはないであろう。