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数え切れない予言
フォンテーヌとプレボとヌディエは、3人とも彼らの人生で最も忘れがたい出来事の一つに違いないあ
の誘拐事件の前夜、アパートに誰と誰がいたということについても、意見が一致しないのだ。
最初彼らは、あの夜は3人といっしょにいたといっていた。ところがその後プレボは、別の
場所で友達といっしょにテレビ映画を見ていたことを思い出したのである。
また、彼らの話では、車の調子がよくないので押しがけでエンジンをかけた後、またエン
ジンが止まらないようにフォンテーヌを車の中にのこしたことになっている。なぜ、唯一の運転
免許の持ち主であるジョリーが車の中に残らなかったのだろう。そうすれば、フォンテーヌは市で売
るジーンズの積み込みの手伝いができたはずだ。彼らは本当に、午前4時に車のエンジンを
かけたままで、近所から苦情もなく、アパートの外にいたのだろうか。アパートのほかの住人に
は、エンジンの音を聞いたというものさえいないようだ。ヌディエの証言はプレボとは正反対
で、まず荷物を車に積んでからエンジンをかけたといっている。
現場を目撃したというある住人の話を聞くと、ますます問題がややこしくなる。青年たち
が車に荷物を積んでいたという時刻に、ちょうどこの目撃者は帰宅した。彼は、2人の人間
がステーションワゴンに乗り込んで走り去るのを見たといっている。しかし、3人の話では、UFO
がよく見えるようにフォンテーヌが道路まで車を出したとき、中に乗っていたのは彼一人だった
はずだ。
UFOというものは説明しにくいものには違いないが、セルジー・ボントワーズに現れたUFOに関
する3人の説明は、まったくちぐはぐである。一人は巨大な棒状の光だったといい、別の
一人は球体だったといい、また別の一人は閃光だったといっている。一人は、UFOはずい
ぶんゆっくりと飛んでいて空を横切るのに2分かかったといっているが、別の二人は、す
ごいスピードであっというまに飛び去った、といっている。UFOが飛んでいった方角につい
ても、3人の証言は一致しない。