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>>729
ヒトラーは『わが闘争』の中で、第一次世界大戦以前のドナウ王朝
の状況について、次のように記している。
「ドイツ民族が負わなくてはならない重荷は膨大であり、税金や流血の面での
犠牲は計り知れないものであった。しかし、まったく盲目でないならば、これら
すべてが無益であろうと認めざるを得ないであろう。われわれをもっとも苦し
めたのは、このシステムがドイツとの同盟によって道徳的に取り繕われ、その
結果、古い王朝のなかのドイツ性の絶滅(Ausrottung)が確実に、ドイツ自身
によって認められたという事実である。」
ここでは、ヒトラーは、フランツ・ヨーゼフ皇帝がすべてのドイツ系オーストリア人をガス
処刑あるいは射殺しようとしていたと述べているわけではない。スラヴ族に権力を譲ろう
としていると述べているのである。したがって、ヒトラーのAusrotten とは、「権力を剥奪すること、影響力を奪うこと」
という意味を持っていた。
さらに、ヒトラーは1939 年9月1日に、「アーリア民族の絶滅」(Ausrottung der arischen Volker)
のための世界戦争を仕掛けているとユダヤ人を非難していることも想起すべきである。
ここでも、彼が言わんとしているのは、ユダヤ人はヨーロッパ起源のすべての住民を全滅させよう
としているということではない。
Ausrottung は、「従属」とか「権力を剥奪すること」を意味しているのである。
「ホロコースト」文献には、ヒトラーの引用が際限もなく歪曲されて使われているが、
以上のような意味合いを当てはめるべきである。