07/07/22 11:49:40 0
20世紀前半のヨーロッパの二つの大戦関係の本、映画が大好きですが、
この大戦は膨大な数の人が死に、人類史上例をみない戦争であったわけで
ユダヤ人だけが死んだわけじゃない。
ポーランド人もドイツ人もロシア人も凄惨なまでに無駄死にしている。
で、ホロコーストだけが悲劇の対象になるのはユダヤ人側(それを利用したい
連合国側)の何らかの意図があったのだろうな、とは誰もが思うと思う。
それに・・・、一般に言われているような拷問処刑がなかったとすれば
いや、なかったことを願いたいからこそ、修正主義には興味がある。
でもさぁ、収容所から生還した人の証言はどうなる?
そりゃ事実誇張していうような人も大勢いるだろうが、フランクルみたいな
人間が誇張したり、ムダに悲劇的に書いたりしないと思うんだが。
彼の著作を読むと、ドイツ人の監視人に対してもユダヤ囚人に対しても
非常に冷静に見て、人間として彼らを批評している。
どんな状況でも、民族に関係なく、人はまっとうな人とそうじゃない人に
別れるということをあの極限下で見つめてきた人間が書いた収容所の現状は
虐殺処刑非人道的な場所だと思うよ。それをまるで日本の現在の監獄のよう
だと言わんばかりの、医療施設だの、娯楽施設だの、2000カロリーだのって
それこそ妄想では?
600万は死ななかったと思う。ユダヤ人だけが悲劇的だったわけじゃない。
でもホロコーストはあった、と自分は思っている(なかったらどんなに
いいだろうとも思うけど)。